「ー勝敗を分けたビルドアップの”質”ー」 欧州CL準々決勝2ndLeg FCバルセロナvsマンチェスターユナイテッド
こんにちは
まゆりんです。今期から欧州サッカーを見始めて、気づけばユナイテッドを応援してました。
今回は先日行われたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝の一戦を自分なりに分かりやすくレビューしていこうかと思います。※記事はすべてユナイテッド側目線で書かれています。
欧州CL準々決勝第二戦 レビュー
ユナイテッドは4-3-3 4-1-2-3 4-3-1-2
よくやる形ではあるが、驚いたのは、ルカクをベンチに置いたこと。
1stレグを振り返って欲しい。
攻撃時3-5-2 守備時5-3-2 システムでルカクラシュフォードの2トップ、PSG戦の2ndレグで大逆転を収めた形で臨んだが、際立ったのは中盤マクトミネイポグバのフィジカル面での圧倒的優位だ。
右にルカクを配置すればアルバとのミスマッチが生まれ、中盤に落とせばマクトミネイポグバというフィジカル面で優位に立てる選手がいるため、後ろからシンプルに放り込んでもチャンスを作りやすく、そこからルカクやラッシュフォードが裏へ抜け出す等といった形を作りやすい。
ユナイテッドの分かりやすいストロングポイントだ。
だからこそ2ndレグはルカクを起用すると思ったのだが、選ばれたのはマルシャルだった。
直近の二試合、CL1stレグでは消耗していたからという理由で早めの時間に下げられ、PLウェストハム戦でもフィジカルコンタクトを避けるように見え、消耗からか途中交代。
ここで起用しなかったのはルカクのフィジカル的なコンディションが優れなかったからという理由でしか説明できないだろう。
試合に入ろう。
立ち上がり、ユナイテッドは怒涛の攻めを展開した。
0分25秒
ヤングのリターンにダイレクトでフレッジが鋭い縦パスをリンガードに入れ、ポグバに落としたボールは2CB間を貫いたラッシュフォードの前へ。放ったループ気味のシュートはバーへ。
立ち上がりからビッグチャンス。リンガードのDFとMFの間をとるポジショニング・フレッジの精度の高い楔・ラッシュフォードのタイミングの良い裏抜け・マルシャルの左への張りによって空いたパスコース・絶妙なラストパスを通すポグバ。ボールのないところも含め5人が攻撃に関わる最高とも言える形をユナイテッドは1プレー目で見せる。
1分20秒
中央を位置どったマルシャルはヤングの浮き球ロングパスを落としリンガードに預ける。右を位置取ったラッシュフォードは足元で受け、中央に走りこんだマクトミネイに出すが足元に入りすぎてしまいフィニッシュとはならず。
矢印のようにラッシュフォードがランニングすればアルバが釣れ、マクトミネイの前が空くためシンプルにフィニッシュにいけただろう。
3分02秒
メッシに睨みをきかせていたヤングがボールを奪取しポグバに渡すが、マルシャルとラッシュフォードはDFラインとの駆け引きをしないので硬直。
そして3分11秒
硬直し押し込んだ状態になるが本職CBのリンデロフのマークしたスペースへの走り込みがないので幅が取れず、崩しの形を作れない。
5分43秒
中盤でボールを奪取し、ラッシュフォードはリンガードから受けたボールに溜めを作ってワンツーの形を作るが、溜めすぎてラングレの足が間に合ってしまいフィニッシュまではいけず。
直後6分、ユナイテッドはバルセロナのビルドアップを効果的にハメにいく。
出しどころを失ったラングレは仕方なく前に蹴るが、スアレス対スモーリングでは後者に軍配が上がり、そのままポグバへ。
スイッチャーであるべきポグバにボールが入るが、やはりマルシャルのDFを釣る裏への動き出しは無い。マークしたレーンに走ればピケかロベルトもしくは二枚とも釣れ、ポグバの前に広大なスペースを生み出せただろう。
これで結局時間がかかり中盤が戻ってきてしまったので硬直し、やや強引な形でマルシャルのカットインからのシュートで終わる。
立ち上がりから6分までユナイテッドのプレッシングがハマっていた為、バルセロナはボールを持つ時間をほとんど作れずにいた。
だが最終ラインの数的優位は維持したいユナイテッドはアルバの所にSB起用のリンデロフをスライドさせず、バルセロナはそこを突く。またアルトゥールやラキティッチの効果的なポジショニングやアルバのアップ・コウチーニョのダウンによって徐々にプレスを攻略し始めた。
8分41秒
バルセロナのCKの直後、両CBが戻り切れていない中でアルトゥールが足を滑らせ、マルシャルが奪取。そのままリンガードに預けるが、リンガードは裏へ走り出したラッシュフォードに気付けず、ボールを下げてしまう。
そして45秒バルセロナの守備も戻りきってしまい、リンデロフのオーバーラップもないのでポグバは遠目からシュートを狙う形に。
13分10秒、ボールを奪ってカウンターのシーン。
リンガードが溜めを作り、中盤のギャップの背後に走りボールを受ける。
そのままDFを背負いシュート。強く踏み込んでしまいジャストミートしないボールはテアシュテーゲンの腕に収まる。
立ち上がりから幾度もチャンスを作り出し、ユナイテッドサポーターはワクワクしていたと思う。筆者がそうだ。
しかし、サッカーとは時に残酷だ。
これだけチャンスを作ったのに決めきれないチームはツケを払わされてしまう。
問題のシーン・15分03秒。
立ち上がりから幾度か見られた形だが、ビルドアップに時間をかけると必ずバルセロナは狙いを持ってプレスを仕掛ける。
出しどころがないのでジョーンズはデヘアに戻すよう指示、ポグバとデヘアは逆サイドのフリーのリンデロフに出せというようにみえる。ヤングはデヘアを使おうとしたがデヘアは前を使えという指示をしたため、中断。
結果、ヤングのボールはカットされボールロスト。拾ったのはフィールドで一番危険なプレイヤー。
ヤングのスライディングは躱されフレッジのカバーは股抜き、残ったCBは約束通りスアレスに釣られ、振りぬいた左脚はデヘアの手から逃れ左サイドネットを突き刺す。
そしてユナイテッドは傾いた流れを戻せないまま18分52秒
首を振らないマクトミネイは背後のコウチーニョへのパスコースを切れていないことに気付けなかった。
僅かに開いた門にブスケツは楔を入れ、マクトミネイはコウチーニョを後ろから追う。
開いたアルバに釣られたリンデロフはコウチーニョに付けない。
フレッジがマクトミネイのカバーに入るが、ヒールでボールを後ろのスペースに置いてしまう。そこにいるのは当然フレッジがマークを外したことによってフリーになったメッシだ。こぼれ球に対してユナイテッドはフレッジ1人。対するバルセロナはメッシとコウチーニョ。楔を通されたマクトミネイと最終ラインは棒立ち。
数的不利を作られたフレッジは当然ボールを奪えず、カバーには誰もいかない。
この状況が異常以外の何であろうか。中央でメッシがフリー、しかも前にはスペースがある。最終ラインの1枚などこの選手を前にすれば紙である。パスを通すかのようなシュートは弾み、不運にもデヘアの脇を抜けてネットを揺らした。
立ち上がりから手ごたえを掴んでいた中での二失点。アグリゲートスコア0-3。
ユナイテッドのクオリティは、彼らのメンタリティを色濃く映し出した。
プレイに焦りが反映されたユナイテッドは、前へのパスが繋がらない。
この後約20分間一度もバルセロナのアタッキングサードを脅かすことは無かった。
結果論にはなるが、2失点後にこうなるのが分かっていたとしたらスールシャールは攻撃的な采配をすぐにすべきだった。
このようなタイミングで攻撃的に交代をしたのであれば、監督の勝利を諦めない意思はチーム全体に伝わるし、代わった選手は周りを鼓舞し、士気を上げることが出来るだろう。
特に立ち上がりのユナイテッドの攻撃の時間から目立っていたところだ。
オーバーラップをしない(もしかしたら指示かもしれないが)右SBリンデロフのダロトとのチェンジ、オフザボールの動きが悪いマルシャルと対照的なルカクのチェンジなど、手はあったはずだ。
大逆転をしたPSG戦2ndLegで前半にマークの苦手なバイリーを攻撃的なダロトに代えたように。(ケガでの交代と言われているが。)
そして39分5秒。ようやくユナイテッドの前向きな攻撃のシーン。
リズムを変えるためか左右入れ替わっていたマルシャルが中央のCB間に切り込み、左に張ったラッシュフォードからのボールを引き出す。そのまま左サイドに流れるマルシャルと入れ替わるようにハーフスペースに動き出したラッシュフォードにボールを付ける。
ラッシュフォードはそのままゴールライン際までDFを引き連れてリンガードとポグバの待つマイナスへクロス。ブスケツの前を通り過ぎたボールは辛うじてラングレがカット。押し込んだ時の崩し方としては素晴らしい形を作り出せたがゴールは奪えなかった。3人目の動きがゴール前であれば可能性はあったかもしれない。
しかし相変わらずビルドアップの怖さは消えない。
ゴールライン際でハメられ、ボールを持ったジョーンズは、前を使えと指示しているスモーリングとデヘアをよそにデヘアに戻す。
スアレスがリンデロフ側から詰めてきていてデヘアの利き足は右なので蹴出すので精一杯。ヤング側に蹴ったボールはまた中央にこぼれ、あわや大惨事という事態になるも、ポグバがファールで抑える形に。
そしてまたバルセロナにボールを回される中で41分57秒。
コウチーニョへの縦パスに食いついたジョーンズが勇気を出してボールを持ち出す。
そしてDFラインのマルシャルは降りてくる。リンガードがサイドに居てマルシャル以外DFラインに張っていない中でのこういったダウンの動きは、他の選手のアップの動きがないと意味がない。DFラインが押しあがって窮屈になるだけだ。
結果ラインを押し下げることは出来たがこうなってしまうとやはり右の幅を取りにいかなければどうしても窮屈だ。中央でフレッジがパスを出せる状況になってもリンデロフは右上を使う意識がない。本職がCBの選手なので仕方がないとも言えるが、3点必要なこの状況、リスクを掛けなければ点は取れない。であればここはすぐにダロトにすべきだったと言うことだ。
出したい所に人がいなくて困ったフレッジは窮屈な中央のポグバを選択し、ポグバも出しどころに困り、窮屈な中央に仕掛ける。辛うじてここでファールを獲得。
FKはやはりラッシュフォード。だがやはり今回も決められなかった。
1stLegでも蹴っているのだからせめて枠には入れて欲しいものだ。
そしてバルセロナはビルドアップのお手本をユナイテッドに示してくれた。
最終ライン付近では絶対に無理をしない。コンパクトに相手がハメに来たら一度GKまで戻せばいいのだ。
全体が開いて、パスコースがいくつも出来上がった。この状況でハイプレスを掛けられても、バルセロナの中盤はプレスの間の効果的なポジションを取れる。そしてGKテアシュテーゲンはそこにボールを通せる。
そしてユナイテッドは、愚かにも前半終了間際にゲームを締めくくる決定機をバルセロナに献上する。
アディショナルタイム1分07秒。
アルトゥールがスアレスに付けたかと思った鋭い縦パスはスルーされメッシへ。
マーカーのジョーンズが後ろ向きで受けたメッシに食いつくが、当然メッシはワンタッチで逆を突いて前を向く。
しかし中盤の3人は何やってんだと言わんばかりに戻る気配がない。
特にポグバとマクトミネイは棒立ちだ。
中盤が戻らないユナイテッドに対してバルセロナはコウチーニョに加えてサイドバック2枚・更に遅れてラキティッチまでもがスプリント。奪ってからのスピードを殺さないボール運びは、そのままフリーのセルジロベルトのシュートに流れるように繋がった。
GKデヘアの渾身のセービングがなければ、文字通りゲームエンドだった。
3点のビハインドを抱えているというのに、走りで勝たずにどうして勝つというのだ。
そして前半終了。
ロッカールームでスールシャールは選手たちに何を言っただろうか。
PSG戦のようなワクワクする展開を見せてくれるのだろうか。正直勝つのはかなり難しくなってしまったが、期待していなかったと言えば嘘になる。
後半
ユナイテッドは諦めていなかった。
ただスールシャールはハーフタイムで交代を使わなかった。リンガードが前を向いた時に、裏を突くべきマルシャルとラッシュフォードは棒立ちだ。マルシャルをルカクとチャンジすれば、と思ったのは筆者だけではないだろう。
崩したという意味ではこれが後半最初のビッグチャンス。
ポグバからラッシュフォードへ、シンプルな裏抜けへのロングパス。
ポグバの落とした位置は完璧に近かったが、ラッシュフォードはここ一番でトラップミス。3点ビハインドのこの状況となっては一つの技術的ミスすら痛い。
続けて57分50秒。
フレッジが前を向いたタイミングで、中央のDF間で裏へ動き出したラッシュフォードにピケとロベルトの2枚が釣られているのが見える。しかし空くはずのスペースを使えるマルシャルは棒立ち。
そしてその時は来た。60分38秒。
コウチーニョに釣られたリンデロフによりコンパクトになりすぎた4バックは、まるで狙っていたかのように突如中盤に降りたメッシによって背後のスペースを突かれる。DFライン全員を引っ張ったアルバが落としたボールはマイナスで浮いたコウチーニョへ。スモーリングは遅れて寄せにいったが、コウチーニョが得意の角度から決めるには充分過ぎる時間を与えてしまった。
3-0(アグリゲートスコア4-0)
ここからは、カンプノウに爪痕を残すための戦いだ。
スールシャールは65分にマルシャルOUTダロトIN・73分にラッシュフォードOUTルカクINと交代を施したが勝負が決した後に投入された彼らはどれほど悔しかっただろうか。
オフザボールの良いルカクをオフザボールの悪いマルシャルに代えれば攻撃が活性化するのは目に見えていた。質の高い楔の縦パスを受けたマクトミネイは前を向く。
しかしダロトがこれに出遅れたためルカクをターゲットにしたクロスという狙いが消えてしまった。
そして80分にリンガードOUT・久しぶりの戦線復帰のサンチェスIN。
怪我で30を迎えたが、短い時間でも高いパフォーマンスを発揮出来ることを古巣で証明した。
フレッジからの鋭い縦パスを中盤とDFの間で受け、背後の大きなスペースに動き出したダロトに質の高いボールを送る。
ダロトはかなり先手を取ったがコントロールを少しミスしたためアルバが追いつき、中央へ走りこんだマクトミネイへのパスは出せなかった。
しかしシンプルに完璧に崩す形を作りだせたのは高いクオリティの動きの出来る交代組の躍動であろう。
デヘアのキックのこぼれ球を拾ったポグバがサンチェスに預け、DFを引き連れ溜めを作ったサンチェスがポグバへアーリークロス。
またもフレッジの鋭い縦パスをDFラインと中盤の間で受けたサンチェスがワンタッチでボールをそらしてオーバーラップするダロトへ預ける。
ダロトがゴール前まで運び、ルカクは左のレーンをとりDFを引きつけ、中央に走りこんだサンチェスがニアでクロスに合わせる。無駄のない完璧な崩し。
しかし枠をとらえたヘディングはテアシュテーゲンのファインセーブによって弾かれる。
試合終了。
以上がユナイテッド目線でのレポートだ。
勝敗を分けたポイント
ユナイテッドとバルサの間で勝負を分けたポイントは、
・決定力
・采配
・守備の決まり事
・ビルドアップ
の4点だ。
・まず、決定力について。
ラッシュフォードは1st2ndの中でのフリーキックを含めれば相当オンターゲットに出来るシュートチャンスがあったにも関わらず、1本も決められなかった。
対してバルセロナはメッシとコウチーニョの一撃のクオリティの高さが際立つ形になった。
ラッシュフォードの好調のパフォーマンスをこの試合に持ってこれれば、
前半25秒最初のチャンスでゴールを奪えていたかもしれない。
そうなれば、試合は随分違うものになったはずだ。
・次に采配について。
スタメンの話はしたが、リンデロフはアルバに対する守備の部分で起用したのだろうが、スールシャールはマルシャルを高く見過ぎている。
一発のシュートのインパクトはデカいが、如何せんオフザボールの動きが悪い場面が目立ちすぎる。しかもなかなか改善されない。
直近のウェストハム戦でPKを獲得した動き出しはかなり完璧に近いもので、それを評価してこの大一番に持ってきたのだろうか。
理由あっての起用なのは分かるが、カードを切るのは間違いなく遅過ぎる。
個人的には2失点した瞬間にダロトルカクを切るべきだったと思うし、
100歩譲っても点を獲りに行く意思があるならマルシャルには見切りをつけてハーフタイムで代えるべきだった。
怪我明けで不安要素しかなかったサンチェスも、あれだけ高いクオリティの動きを見せて、思い切って早めに出すのもアリだったというのは結果論だが。
・次に守備の決まり事について。
2失点目のシーン、フレッジ1人に対してコウチーニョとメッシの2人の競り合いの部分だ。
局面で数的不利を作られているなら、誰かはカバーに行かなければいけないはずだ。
にも関わらず数を余したDFラインは棒立ちだった。
そしてゲームプランとしてのメッシ対策の甘さだ。
あの局面でフレッジがメッシのマークを外れたなら、誰かがスイッチしなければならないはずだ。
メッシがフリーで中央で前向きにボールを受け、前にはスペース。
ここまで撃ってくださいという状況を整えるチームはリーガにはいないだろう。
・最後にビルドアップについて。
勝敗を分けた最大の要因は、後ろから運ぶ時のビルドアップのクオリティ。
バルセロナは、戦術的に先進している(といわれている)リーガのどのクラブを相手にしても一貫して後ろから繋ぐサッカーをしているので、プレッシングを掻い潜る回答を選手たちがピッチ上で見つけ出すことが出来るのだ。
対するユナイテッドはリスクがあれば前にすぐに蹴出してきた。
だからこそ、出しどころがなくなった時に選手は迷う。
普段からやっていないことを、バルセロナという、全ての選手が組織的に・効果的にプレスを仕掛けてくる相手を前に出来る訳もなかったのである。
特に前にルカクのようなターゲットがいない今日のような試合はなおさら選手は迷ったはずだ。
自陣でボールを失うことは自らのチャンスを失うだけでなく、相手にチャンスを与えてしまう行為だ。
であれば、自陣では回さず蹴り出すのか。はたまた一貫してボールを繋ぎに行くのか。
あいまいなところの綻びをバルセロナは突いてきたということだ。
最後に
今期のトロフィー全てを失ったマンチェスターユナイテッドだが、
この敗戦はユナイテッドの持つ大きな課題を教えてくれたという前向きな見方をここではしよう。
ビルドアップ・守備・攻撃の完成度。全てにおいてバルセロナが勝っていた。
就任4か月なのだから当然だとも言えるが、今持っているものだけで勝てるだけの準備はしたのだろうか。と疑問に思う部分もあった。
だが、負けは負けだ。前を向かなければいけない。
プレミアリーグはCL出場圏争いの真っただ中。一つも落とせないゲームの中ではあるが、ビルドアップの向上等チームの成熟度を上げる取り組みもしなければならない。
くるべく大舞台に備えて。